2019年9月13日(金)~9月27日(金)に個展「小さな神さま」を開催し、2019年9月27日(金)~9月29日(日)にAHA展での展示を行った高橋さんにインタビューを行ってきました。
(冒頭の写真は、AHA展にて撮影。)
出身大学(大学院):多摩美術大学工芸学科陶専攻
作家としての活動年数:5年
自身の顔から型取りをした後、獅子のような顔つきになるよう肉付けをし、再度石膏に置き換えています。聖獣をイメージした作品です。
キューピー 人形と世界の神々(ガネーシャや七福神等)を融合させた作品です。
その他、趣味で陶器のアクセサリーを制作しています。
必ずしも悪いと言う事ではありませんし、自身の存在を知ってもらうという意味では必要な過程だとは思います。
ですが、この思考回路のままだと良い作品、良い作家を発掘する事は難しいと思います。
誰かのお墨付きだから、将来高値になりそうだから(転売目的)ではなく、自身の感覚で「良い」と思える作品を、見つけて欲しいです。
また、お金がないから、環境が整わないから制作が続けられない世の中ではなく、そこをサポートしてくれる企業や環境、人の縁がもっともっとあればといいなと思います。
しかし、最高の制作環境が与えられ、生み出した作品について語り合う機会や必要な技術は教えてくれても、この世でアーティストとして生きていく術は誰も教えてくれません。
日本/世界のアートのあり方、どんな業界で生きていこうとしているのか、作品の価格設定、個展の開きかた、HPの作り方、作品写真の撮り方、卒業後制作を続ける為に今すべき事…などなど挙げるとキリがありませんが、制作環境を提供する場ではなく、教育の場と言うことを今一度考え、日本の学校教育自体を改善していくべきだと思います。